
今から僕にできることはない?
この悩みに答えます。
こんな方におすすめ
- 年金への知識が十分ではない20代の方
- 精神的な余裕をもった老後を過ごしたい方
- 「年金2000万円問題」もあり、老後の生活に不安をお持ちの方
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【結論】iDeCo(イデコ)は20代から始めるべき
結論からお伝えしますと、iDeCo(イデコ)はできるだけ早く始めることをオススメします。
いやいや、そもそもIDeCo(イデコ)って何??
iDeCo(イデコ)とは??
現役時代に掛金を積み立てて運用し、60歳以降に生活資金として受け取る年金制度を「確定拠出年金」と言います。
「企業型」と「個人型」の2種類があり、iDeCo(イデコ)とは【個人型の確定拠出年金】のことです。

まずは年金の仕組みから学ぼうか!

将来の不安をなくすためには、年金の仕組みを学ぼう
そもそも年金の制度とは?
年金をもらうための条件とは
①加入は義務
→国籍にかかわらず、20歳以上60歳未満の日本に住んでいる人が対象
②10年以上
→10年以上加入すれば、65歳から年金がもらえます。ただし満額の国民年金をもらえるのは40年加入した場合。
③受け取りは65歳から
→繰り上げて65歳以前、繰り下げて65歳以降に受け取ることもできます。
昨年、【年金2,000万円問題】もあり、年金がしっかりもらえるのか不安になった若者がデモ行進になる事態になりました。
年金2,000万円問題とは
2019年に金融審議会(内閣総理大臣、金融庁長官および財務大臣から成る組織)の報告書「高齢社会における資産形成・管理」により、公的年金だけでは老後の資金が2000万円不足すると発表したことにより起きた一連の問題。しかし、ここまで問題が大きくなったのは政府の伝達力不足・若者の知識不足によるところが大きい。
けっこう大きな騒ぎとなりましたよね!
しかし、年金の仕組みなどをしっかりと理解していれば、こういう騒動にも振り回されることもないんです。
年金は、分かりやすく言うと「保険」
年金の仕組みを簡単に説明します
毎年集まる年金保険料と国が投入する税金を、右から左へと、対象となる年金受給者へ支給する仕組み。
生命保険のように加入者から集めた資金を、必要な人に分配するというイメージです。
以上のような仕組みから、制度が破綻して年金を全く受け取れなくなるということは考えにくいのです。
しかし、年金は保険ですので「得する人」と「損する人」が結果的に存在する人も事実。
「損する人」は、例えば以下のような人です。
①相対的に早死にしてしまった人
②生涯を通じて低所得のため年金の税制上のメリット(控除)を得られない人
③老後は生活保護に頼ることになった人
これらのいずれかになりたい!って人も少ないですよね (笑)
ですので、年金に関しては納めていた方が間違いないですよ!
これから予想される年金の未来
前述の通り、制度が破綻しない限り年金が全く受け取れないということは考えれらません。
その他にも、
参考
・実際は、基礎年金の半分は税金でまかなわれている。
・将来のための試算や制度改正も行われている。
・保険料の一部を積み立てて運用している(年金積立金)。
しかし、それでも【現役世代が払う保険料で高齢者の給付をまかなう制度】の体質上、将来的に給付水準が下がる可能性が高いです。
ここで最初の「年金2000万円不足問題」に戻ります。
結局、政府がアナタに言いたかったのは
老後に豊かな生活を送りたかったら、年金以外にも自分で老後資金を作ってね!
と、いうことなんです。
ですので、これから先は国の年金という制度を過信せずに、また別に資産形成をしていくという積極的な姿勢が必要になってきます。
iDeCo(イデコ)とは何?

じゃあ結局、僕は何をすればいいの??
iDeCo(イデコ)を始めましょう。
流れは次のとおり
step
1掛金を出す
→毎月または年単位などで、お金を積み立てる
step
2運用する
→加入者自身で運用商品を選び、掛金の配分をする
step
3受給する
→60~70歳の間いつでも受け取れる
iDeCo(イデコ)の特徴
【利用できる人】
公的年金制度に加入する20歳以上60歳未満の人
【投資できる限度額】
個人事業主:月額6万8000円、会社員:月額1万2000円~2万3000円※状況により、公務員:月額1万2000円、専業主婦(夫):月額2万3000円
【運営管理機関】
自分で選んだ金融機関
【運営管理の手数料】
自分で払う

ポイント
【拠出時】掛金は全額所得控除 ※個人型は年末調整や確定申告が必要
【運用時】運用で増えたお金は非課税
【受取時】●年金として受け取る場合は公的年金等控除の対象(ほかの年金と合算)●一時金として受け取る場合は退職所得控除の対象(会社の退職金と合算)
通常納めている年金とは別に運用するため、資金に余裕がない20代の方はまず月5千円からでいいので積み立ててみましょう。
その5千円でも積み立てているか否かで、資産形成への意識が大きく変わってきます。
効果的に運用するには?
通常 iDeCo(イデコ)は、定期預金と複数の投資信託などの金融商品からご自身で選んで運用します。
将来的な受取額を増やすための効果的な運用ルールはコチラです。
効果的な運用ルール
・自分のリスク許容度によって、特徴が異なる商品を組み合わせてリスクを分散させる。
→国内外の株価指数に連動する運用を行う「インデックス・ファンド」がおすすめです。ただし運用手数料0.3%を超えるものは✖
・状況に応じて途中で運用商品の変更を行う。
→頻繁に変える必要はありませんが、購入商品の変更や分配割合の変更なども検討しましょう。
どれくらい貯めたらいいかは毎月の収入・支出によって変わりますが、できれば手取り収入の2割程度できれば老後も安心できるかなと思います。
ちなみに私は月に1万円積み立て、運用商品の見直しは3ヶ月に1回様子を見て検討しています。
本当はもっと積み立てたいのですが、家族もいるとなかなかできていないのが現状ですね…(笑)
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まとめ
iDeCo(イデコ)は個人で運用する積立式の年金保険。当然、始めるのが早ければ早いほど将来受け取れる額は多くなります。
もちろん投資商品ですので100%損はしないということはありませんが、リスクを最小限に抑える方法はいくらでもあります。
【自分の資産は、自分で作る】という意識は老後の生活に大きな違いが出てきますので、ぜひ早めに始めてください!